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【まとめ】賢治の東京における足跡

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賢治さん関連の東京を訪ねるきっかけになった出来事に区切りがつきました。そこで、この約2年の間に行った場所まだ行っていない場所をここで一旦整理してみようと思います。

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賢治地理『宮澤賢治の東京における足跡』奥田弘

私が生まれる前に研究され出版されていた本書は、多くの賢治ファンが論文を手に東京を巡ったという書籍です。賢治さんの足跡を研究・検証したことで、こちらに書かれた44ヶ所が確定の足跡でしょうか。私もまた、こちらを起点にさせていただいています。

宮澤賢治の東京における足跡と出自(本書より)

リンク先はナギノートでのレポートになります。発行から45年が経過し、変化の速い東京では奥田氏が詳細に残してくださった現在地情報も最新ではなくなっています。

  1. 西ヶ原農事試験場 盛高農校友会誌より
  2. 東京高等蚕糸学校 盛高農校友会誌より
  3. 駒場農科大学 盛高農校友会誌より
  4. 浅草公園 短歌より
  5. 京橋 短歌より
  6. 北宸館(北辰館) 書簡より
  7. 帝室博物館 短歌年譜より
  8. 植物園  短歌より
  9. 両国橋の袂の宿 書簡より
  10. 永楽病院 書簡より
  11. 雲台館 書簡より
  12. 音羽郵便局 書簡より
  13. 責善寮 書簡より
  14. 上野図書館 書簡より
  15. 国柱会館 推定より
  16. 小林六太郎宅 書簡より
  17. とげぬき地蔵尊 書簡より
  18. 水晶堂 書簡より
  19. 金石社 書簡より
  20. 古宇田病院 書簡より
  21. 日比谷図書館 書簡より
  22. 下谷かざりや 書簡より
  23. 松屋の貞蔵さん入院先  書簡より
  24. 稲垣宅 書簡より
  25. 文信社 書簡より
  26. 明治神宮 書簡より
  27. 清六氏止宿先 手帳の研究より
  28. 上州屋 書簡より
  29. タイピスト学校 書簡より
  30. 塚本ビル 書簡より
  31. 丸ビル旭光社 書簡より
  32. 歌舞伎座 書簡より
  33. 築地小劇場 書簡より
  34. 東京国際倶楽部 書簡より
  35. 大津三郎宅 月報より
  36. 丸善 詩より
  37. 大島 詩より
  38. 日活館 詩より
  39. 霊岸島 詩より
  40. 青木通り 詩より
  41. 八幡館 手帳より
  42. 高村光太郎宅 空欄
  43. 菊池武雄宅 年譜宮澤賢治伝より
  44. 阿部孝止宿先 甘口辛口より

改めて書き出してみると、「大使館」「上野駅」とか入ってないんですね。これ以外に作品に出てる名称、以降に書かれた書籍で判明した場所や、時代背景の推定から足跡は増えていますし、面白そうな場所であればファンの方の作った場所でもナギノートでは行ってます。

2020年も残すところ2週間を切りました。かつて賢治さんの興味を惹いた足跡は、今や面影なく石碑や空き地だけの場所もありましたが、このご時世だと逆に気兼ねなく楽しめていいのかもしれません。ここまできたら年内には無理でも、上記44ヶ所は制覇したいですね。