本日は東京メトロ浅草線 浅草駅をスタートして浅草公園周辺を歩きます。旧木馬館、花屋敷を見つつ浅草国技館跡や凌雲閣跡を見たいなと思います。最後にオマケで合羽橋通って上野駅まで歩きますので、よろしければそちらのレポートもどうぞ。
浅草の木馬:1916年の賢治短歌より
浅草の
木馬に乗りて
哂ひつゝ
夜汽車をまてど
こゝろまぎれず。
(歌稿〔B〕275)
1916年(大正5年)、賢治さんは盛岡高等農林学校の修学旅行で東京・京都・奈良の農事試験場を見学した後、有志12名で伊勢神宮に詣で、三島から徒歩で箱根八里越えをします。その後、他の学生と別れて東京の京橋古宇田病院に入院中の母方叔母瀬川コトを見舞い、浅草に寄って、上野駅から花巻に向かう夜行列車に乗りました。
「木馬」と短歌にあるので「木馬館」だと思い込んでしまいましたが、1916年はここは「昆蟲館(昆虫館)」という名称で、昆虫という名称ですがメリーゴーランドがあったようです。(川端康成『浅草紅団』)
昆蟲館でシンボル的なメリーゴーランドが残って、木馬館や木馬亭になったのかもしれませんね。
京急川崎駅
浅草線まで直通で乗り入れるのもあるはずなのですが、今の時間は泉岳寺乗り換えです。
東京メトロ浅草線 浅草駅
とりあえず初東京観光としてオススメしたい浅草。
この案内で迷う人はおるまいて。
いきなり気になるポスター出現。
フォード?この頃はフォードT型一択のはず。客を乗せている部分が荷台っぽくカスタマイズされていて見慣れていない形になっています。
ナギノさんちのフォードくん(模型)「これじゃない?賢治さんとドライブするために親戚に借りたフォード!」と思わずポチッ(意訳:通販購入決定)したら、ボディが黒じゃなくて緑で驚いたやつ。本当はどっちの色なんだろう?
前がパッカーン!するので、エンジンが手回しスターター?と思っている。まだまだ車のことはさっぱりです。
大正13年運行開始ということは、賢治さん上京6回目と7回目の間。今回の「初めての浅草」の頃よりまだまだ先のことです。そりゃそうですよね、今回は関東大震災で崩れた凌雲閣もあった時代なんですから。
駅出て雷門に向かう交差点。こちらは浅草観光するなら覚えておくべき施設「綺麗なトイレのある無料休憩スペース」です周辺のジオラマ&観光案内もあります。
しかも、雷門の真向かい。
雷門、ちょうちんの秘密。裏側に注目です。
龍のヒゲを撫でて出世祈願をします。
ヒゲ❤️ ナデナデ…
浅草公園
雷門から本堂に向かう途中の仲見世。途中から左側が無くなります。 この中が伝法院…
なぬ!修繕中か!
門も閉じちゃってます。まぁ…目的地でもないので、凹まず進みましょっか。
浅草寺仲見世から伝法院に曲がった道「伝法院通り」を進んでおります。
朱塗りの綺麗な門!なんだろうと思ったら「鎮護堂(ちんごどう)」でした。大正5年にもあったので、もっと古っぽいの想像してました。綺麗✨
平素キツネ派のナギノですが、何やら導かれてやってまいりました。祈。
メリーゴーランドは無くて芝居の常打ち小屋になってます。興味あるなぁ…けど12時からか。(お帰りの時間。)こんなふうに、ぷらっと覗いて芝居見てたんだろうなぁ…という気分だけ味わう。