※今回の計画は妄想に終わってしまいましたが、次のチャンスのために記録を残します。(注:字ばっかりです。ゴメンね!)
2022年は鉄道開業150年。JRから続々とイベントとお得な切符が発表される中、注目していたのが「鉄道開業150年記念JR東日本パス」と「秋の乗り放題パス」。
なんと「秋の乗り放題パス」には「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」というのも一緒につけられるとのことで、北海道新幹線「奥津軽いまべつ〜木古内」間の普通車の空いている席及び道南いさりび鉄道線「木古内〜五稜郭」間の普通列車が乗れちゃうのです♪もしや「あの北海道旅行計画」を遂に実行する時が来た⁉︎
あの北海道旅行計画とは?
宮沢賢治が稗貫農学校(今の花巻農学校)の教師をしていた時、1924年5月18〜23日に修学旅行の引率で北海道を旅行しました。
旅程は6日間なのですが、当時の交通事情を加味すると今なら半分の期間で実行可能なのではないか?と思っていたのです。
北海道といえばこの前年、1923年の旅行の方が『春と修羅』に収録した作品と関係が深いのですが、1923年の旅は樺太まで行っているので、樺太がロシア領になってしまっている現代では外国旅行になってしまうのです…しかも、昨今の情勢で尚、困難な案件になっています。
その点、1924年の修学旅行は回る範囲もコンパクトでそれでいて充実。引率する立場でしっかりと振る舞い・記録を残す、ちゃんとしてる賢治さんの一面を垣間見つつ、この旅もまた最晩年の「賢治サラリーマンになる(雨ニモマケズ)」に繋がる伏線があります。鉄道的には「函館から札幌に行く際の2ルート(通称「山線」「海線」)で一周してみよう!」という趣旨です。
すると、ここで相棒カナちゃんがルートの提案をしてくれました。
第一案「函館から札幌に行く際の2ルート(通称「山線」「海線」)を一周してみよう!」
※10/13〜15で仮定
1日目
2日目
3日目
THE乗り鉄!プランキタッ
たしかに駅は網羅した計画なのですが、切符の使用ルールがあるのと、賢治先生一行が立ち寄ったところがわかってるので、その辺りに寄りたいのです。
乗り鉄と賢治研究の擦り合わせこそがナギノート、再検討しましょう!
ちなみに、ナギノが計画すると欠落しがちなグルメ要素が、第一案からちゃんと組み込まれてるのがカナ案の特長でもあります。
では、ナギノが組み込みたい賢治先生一行が立ち寄った場所です。
稗貫農学校(花巻農学校)1924年5月18〜23日修学旅行で行ったところ
修学旅行6日間のうち、前後2日は北海道入りするまでの花巻からの移動分で、実質4日しか北海道にいなかったのですが、立ち寄った場所を書き出すとかなりの強行だったのがわかります。
なんと、宿に泊まったのは2日目の札幌と3日目の苫小牧の2泊だけで、あとは夜汽車と汽船の夜間移動で車中泊…をいをい…若いな…さすが男子高校生です。夜行列車も無いので無理せず行きたいのですが、ワープを適宜使ってポイントポイントで立ち寄って「わぁ、修学旅行でこんなに見て回ったんだ!」は感じてみたいところです。
では、今回利用する切符です。
「鉄道開業150年記念JR東日本パス」とは?
商品名 | 「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」 |
利用期間 | 2022年10月14日(金)〜10月27日(木) |
発売期間 | 2022年9月14日(水)5:00〜10月22日(土)23:50 ※利用開始日の1ヶ月前から利用日3日前までの発売 |
有効期間 | 3日間 |
ねだん | おとな:22,150円 こども:10,150円 |
発売方法 | 「えきねっと(Web)」限定発売 |
フリーエリア内のJR東日本全線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、 三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線 (直江津〜新井間)の普通列車と特急等(新幹線を含む)の普通車自由席 およびJR東日本が運行するBRTが 3日間乗り降り自由です。しかも、あらかじめ座席の指定すれば、新幹線・優等列車の普通車指定席が4回まで利用できる商品です。但し書きが多いので詳細はリリースをご確認ください。
▶︎東日本という名称は北海道も入るようにイメージしてしまいますが、「JR東日本」に北海道は含まれません。北海道は「JR北海道」なのです。
「秋の乗り放題パス」とは?
商品名 | 「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」 |
利用期間 | 2022年10月1日(土)〜2022年10月23日(日) |
発売期間 | 2022年9月10日(土)〜2022年10月21日(金) |
有効期間 | 利用期間のうち、連続する3日 |
ねだん | おとな:7,850円 こども:3,920円 |
発売箇所 | 全国のJRの主な駅、JRの旅行センター及び主な旅行会社 |
日本全国の旅客会社鉄道線(JR線)の普通・快速列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送 システム)並びにJR西日本宮島フェリーが、連続する3日、自由に乗り降りできるきっぷです。但し書きが多いので詳細はリリースをご確認ください。
この2つと「秋の乗り放題パス」に付帯できる北海道新幹線オプション券で北海道行けそうじゃ無いですか⁉︎
では計画してみよう!
第二案 盛岡からは「秋の乗り放題パス」のみで行ってみよう!
着くは着くけど函館で何も出来ない…悲しいから新幹線ルートを考えました。ワープ代いくらになるかしら…
第三案 もういいや新幹線使っちゃえルート
新幹線だったら乗り継ぎがいいのか?を調べてから「鉄道開業150年記念JR東日本パス」を使う検討をしようとしましたが、青函トンネル直前の「奥津軽いまべつ駅」が本州にあるのにJR東日本の扱いになっていません…ナゼ⁉︎
しかも、「奥津軽いまべつ駅」に停車する本数が少なく、新幹線以外の手段で行くと乗り継げません…切符同士の「新青森〜奥津軽いまべつ」を埋める方法が見つかりませんでした。
JREポイントで乗るにも区間外で(本州なのに!)、「この区間だけ乗り越しで払うのか?」「予めここだけ通常価格で買うのか?(いやいや、ここ通常価格だと今回のお得感出なくない?)」など、ナギノート内部会議で答えが見つからず、今回断念になりました。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」という北海道内をお得に回れるパスもあるのですが、北海道に入ってからしか購入できない上に翌日からしか使えないので+1日で予定組まないといけなくて、これまた難しいのです。
とほほ…北海道と沖縄は胸に温めてる計画はあれどなかなか実行が難しいです。けど生きてるうちには決行したいです!
〜未来につづく〜
リンク
JR東日本ニュースリリース「鉄道開業150年記念JR東日本パス」
(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220829_ho02.pdf)←最下部にモデルコースの記載もあるよ!
・JR東日本ニュースリリース「秋の乗り放題パス」
(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220902_ho02.pdf)
・JR北海道「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」
(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Otoku/006811/)