2022年1月30日まで開催されていた宮沢賢治作品の鉱物コレクション展示販売会 「EXHIBITION 07 / 4F Kenji’s Cosmic Minerals exhibition and wander journal #38」。
2022年1月25日のレポですが、 宮沢賢治作品に登場する鉱物ということで紹介します。
小田急線代々木上原駅
新宿駅に近い多摩川側の駅です。意外と乗り入れが多く、千代田線も繋がっています。会場はここから7分ほどのところにあるという「and wander OUTDOOR GALLERY with PAPERSKY 」というお店です。
駅スタンプありました。MSE60000形。千代田線への乗り入れ駅をアピールしています。やはり、そこがアピールポイントでしたか。
代々木上原駅出たら、道が面白いことになっています。どういうアップダウンでしょう…構造複雑。
ちょっと気になる「サウナ大黒」
銭湯「大黒湯」に遭遇しました。「驚くべき疲労回復効果」「美容効果満点」といった煽り文句に昭和を感じます。
加山雄三も来たお風呂のようで、往年のスターのサインがいっぱい。
気になったのですが営業開始は15時からでした。
Kenji’s Cosmic Minerals exhibition
「and wander OUTDOOR GALLERY with PAPERSKY」という長い名前のギャラリーに到着。看板にも確かにそのように書かれています。
テーブルの上に並べられた鉱物は、手のひらに乗る小ぶりなサイズですが、見応えがありそうです。
〈USK MINERALS〉コレクションの中から宮沢賢治の作品に登場する鉱物展示販売とのことでプロフィールが。
USK MINERALSの内田佑介さん、しっかりと賢治作品の内容を反映した鉱物をセレクトされています。
オパール、抜かりなく「火」が入っている標本ですね。断面に赤い色がゆらめきます。
煙水晶、透明感があってとても綺麗です。
この自然蒼鉛の標本いいなぁ…
「蒼鉛いろの 暗い雲から みぞれは びちょびちょ 沈んでくる」の雰囲気出てます。
賢治さん、人工結晶で五色の彩雲になることまで想定してたのでしょうか?
and wander OUTDOOR GALLERY with PAPERSKY
さて、こちらの不思議な長い名前の会場「and wander OUTDOOR GALLERY with PAPERSKY」は、男女2人のデザイナーさんによる「自然の中でも街でもどこへでも行ける」をテーマにした洋服と、『PAPERSKY』という自然にフォーカスした普通の旅行とは異なる視点で旅する雑誌のコンセプトフロアなのだそう。
「EXHIBITION 07 / 4F Kenji’s Cosmic Minerals exhibition and wander journal #38」解説
会期約1ヶ月の展示毎に壁面の装飾まで変えているそうです。自館の展示でここに手をかけるってすごいなと思いました。
展示対象に対する愛だと思います。
没後90年、「今は見向きされなくても、いつか喜んで読んでもらえる」と信じて創作していた宮沢賢治さんが、今も人を動かしていることを実感する展示でした。
and wander OUTDOOR GALLERY with PAPERSKYを後にします。