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SLハロウィンエクスプレスに乗って、宮沢賢治が泊まった秩父の宿に行ってみた

営業路線動態SL

2025年10月25日、秩父鉄道のSLパレオエクスプレスが特別仕様で運行するということで、熊谷駅にやってきました。

パレオエクスプレス、今日は「SL HALLOWEEN EXPRESS」に!

SL HALLOWEEN EXPRESS は、ヘッドマークが特別仕様で、車内もハロウィン装飾されています。

今日はこの列車に乗って、秩父に行ってみたいと思います!

車内で販売している「SLパレオの石炭みそポテト」(300円)。真っ黒で本当に石炭みたい!けど、しっかり味は秩父名物のみそポテト。美味しいです。

沿線の駅の景色は、昭和の懐かしさがあります。撮影していると、オバケがチラッと映り込んできて可愛い♪

熊谷駅を出て2時間5分、秩父駅に到着しました。私たちはここでお別れです。ハロウィンエクスプレスを見送ります。

秩父駅

2年ぶりの秩父駅です。さて皆さん、ナギノートが2年前に秩父でやり残したことを覚えていらっしゃいますか?

ヒント

宮沢賢治さんも見た特別な地層「ようばけ」を見ることはできたのですが、宿泊した小鹿野(おがの)の宿「寿旅館」まで回れなかったのです。

今日はまっすぐそちらへ向かいます!

バスから見る「ようばけ」の方向。…見えませんね。

小鹿野町(おがのまち)旧「寿旅館」

町立病院前でバスを降りて徒歩2分、旧「寿旅館」に着きました。

今は改装して「小鹿野町観光交流館」という立ち寄り処と秩父名物「わらじかつ丼」と「手打ちそば・うどん」が食べられるレストランになっています。

宮沢賢治さんが、学生時代の1916年9月4日に地質調査研修に来て宿泊した宿です。…って、しっかり書いていますね。

ここは埼玉県なのに、賢治関連の説明がやけにしっかりしていて面食らいます。

とりあえずお腹がすいたので、秩父名物をいただきます!わらじカツ丼と手打ちそばの両方を食べたいので、ミニのセットで♪

2階

食事の後に2階を見学させていただきました。

江戸時代に建てられた老舗中の老舗旅館だった「本陣寿旅館」。2階建の大きな建物だったのですが、石の上に建てられていたため、耐震などの対策で後ろの建物を切り離して大きく改装したそうです。

2階はもともと大きな一つの広間だったとのこと。

奥の建物

奥の建物の前には宮沢賢治の詩碑と歌碑。詩碑は「雨ニモマケズ」。歌碑は「山峡の 町の土蔵の うすうすと 夕もやに暮れ われらもだせり」…これは小鹿野町役場にあるというものでは?移動してきたのでしょうか…?

中はなんと「埼玉秩父と賢治」についてのパネルが!

小鹿野町に来ると、岩手と宮沢賢治への熱量を感じます。

パネルの解説によると、賢治さんたちは秩父の国神から小鹿野まで馬車で来たとのこと。いつものテンションで徒歩ではなかったのですね…(他の人や先生も一緒ですしね)。

岩手県民は是非に埼玉県小鹿野町に来て欲しいです。

バスの時間まで、小鹿野の町を散策して帰りのおやつを入手します。

帰りのバスは西武秩父駅まで乗りました。ちょうど特急ラビューの発車7分前に駅に到着。移動中にスマホでチケットを購入してスムーズに乗ることができました。これで一気に帰ります!