
2025年8月17日、吉祥寺に散歩しに来ました。こちらは北口ですが、まずは反対の南口へまわります。
昭和純喫茶「ゆりあペむぺる」

南口を出て密集しているビルの13軒目、徒歩1分のところにある喫茶店が1976年創業の老舗カフェ「ゆりあぺむぺる」です。開店前から既に行列。開店は11:30amです。

鎌倉にも同名のお店があり、公式サイトを見ると鎌倉は「別荘」という設定。どちらも常に行列ができる人気店です。

店内はアールヌーボー調のランプが照らしていて落ち着いた雰囲気。さて、店名の「ゆりあぺむぺる」…ナギノートの読者さんはお気づきと思いますが、『春と修羅』に出てくる「天の子どもたち」の名前です。
店内に由来や賢治に関するものが特になかった上に、混んでいて聞ける雰囲気ではなかったのですが、機会があればお店の方にお伺いしたいところです。

ゆりあぺむぺるの定番とメニューに書いてあったのでオーダーした「マロンシャンテリー(580円) 」。モンブランのクリームだけを食べたい私の期待に応える一品でした。いい!一緒に行ったこあらちゃんに分けていただいたティラミスも美味しかったです。
冊子「ナギノート No.003 宮沢賢治の東京地図」を見て、宮沢賢治散歩をしに吉祥寺にいらっしゃる際には、休憩におすすめしたいお店です。
個人の書店がいっぱい

「ゆりあぺむぺる」に並んでる時に、お向かいに古書店、東急のあたりで見上げると2階が古書店…と、本屋さんいっぱいの町です。

片っ端からぷらりと寄って、新刊本の書店とはちがう個性的なラインナップを楽しみます。これは、本との偶然の出会い探し。

タイトルの文字と挿絵が素敵♪

めくってみたらハエタタキが透けているのが素敵!
同じ作者でも、装丁がちがうと欲しくなってしまう…思わず買ってしまいました。

中道通りでお店を眺めながらぷらりぷらり。ZINE FESTを主催しているZINE FARM TOKYO(リソスタジオ)を通り、吉祥寺の街並みのイラストがあるという「街々書林」という本屋さんを目指したのですが、あいにく今日はお休みでした。
帰りに一杯…

吉祥寺駅に戻り、西荻窪方面に高架沿いを歩いて6分、マンガ・アートギャラリー「GALLERY ZENON」のある交差点で左折します。

鉱物標本を眺めながら、好物の名前のついたドリンクを味わえる「鉱物Bar」へ。

昼間ですが、幻想的な鉱物に囲まれた店内では時を忘れます。

Fluorite(蛍石)を眺めながら、ドリンクもFluoriteをオーダー。ここでは見るものも食べるものも日常からかけ離れているので、頭が緩みます。

お店を出ると、まだまだ外は明るくて…西日。暑いですが「元気に帰るかー!」と口をついて出ました。
吉祥寺探検は疲れるのではなく、元気がもらえます。楽しかった♪