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SL銀河初夏<6>赤い鬼ヶ沢橋梁と釜石SL銀河コンセプトルーム

SL銀河

SL銀河初夏<5>のつづきです。

遠野駅から陸中大橋駅付近まで走ってきました。このあたりが仙人峠(せんにんとうげ)です。

仙人峠は遠野市と釜石市のにある深い峠で、鉄道で繋ぐことが困難。かつては足ヶ瀬駅で下車して歩いて峠越えでした。その向こうの陸中大橋から釜石までは釜石鉱山鉄道が走っていたので「仙人峠さえ繋がれば、花巻から釜石までひとつなぎなのに!」という状態が35年続いていたのです。繋がったのは1950年(昭和25年)でした。

陸中大橋駅手前は駅に出入りする線路が高低差がありながら並行している区間なので「これは大変だ!」というのがひしひしと伝わってくる景色です!

仙人峠について岩手っコは子どもの頃から耳タコ恐ろしい峠です。我々もかつて2人でドライブに来て「噂の仙人峠を走ってみよう♪」と思ったものの、霧が出て怖気づいて引き返して以来です。釜石まで走り切るのは初めてなので緊張…助手席から撮影された写真はブレブレにつき没…。思い出語りしながら仙人峠を走ってきたものの、新道を走って引き返したほうが早かったのでは?と思うような陸中大橋駅の位置です。お借りした車のナビが復興前のデータらしく、新道が対応していなかったから…というのもあって、仙人峠に挑んできました。

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鬼ヶ沢橋梁(おにがさわきょうりょう)

何はともあれ鬼ヶ沢橋梁着。鬼ヶ沢橋梁と陸中大橋駅の間に駐車場があるので、ここまでの道は険しいですが撮影地としては恵まれています。

14:31pm 鬼ヶ沢橋梁押さえました!

JR東日本管内で一番高い鉄製の赤い橋とSL銀河がとても綺麗です!

撮影していた背後を数分後には陸中大橋駅で折り返したSL銀河が向かってきます!それでは釜石駅に向かいましょう!…って、ナビに道路がなーい!まぁ、道なりに走っていれば着きますか。

SL銀河、無事に釜石駅に着きました。お疲れ様です!(入線お迎えに間に合わず、しれっと停車中を押さえた我々。)陸中大橋駅以降は道はほぼ1本だったのに全く追いつきませんでした。汽車って速いのね!

機関車のC58239はお家に入ってメンテナンス

レンタカー返却までまだ時間があるので釜石市内をドライブ。

釜石駅と駅前の釜石製鉄所、奥の山には釜石大観音が見えています。

魚河岸テラスマンホールカードをゲット!虎舞です!

ホテルフォルクローロ三陸釜石

レンタカーを返却しました。総運転距離が350kmちょいでした。運転したなー…借り物なのに愛着湧きましたもの。けど、運転よりも過酷だったのは、宮守の撮影で暑い中待機したことでした。撮るって大変です。さて、釜石でもフォルクローロに泊まりますよ~♪

扉から特別仕様のSL銀河コンセプトルームです♪

SL銀河を彷彿とさせる内装、まるでSL銀河の中に泊まるようなお部屋です!

壁に飾られている額や部屋のあちこちにいる猫のオブジェはSL銀河車内のものと同じ物!一晩中じっくり眺められます。

壁紙はグリーンの地にSL銀河の車体の星座のデザイン。これはコンセプトルームオリジナルですね。

そして窓の外には…ふふっ♪SL銀河の旅客車の姿が!今日は夜遊びしないで一晩中SL銀河を眺めながら飲んでましょうかね♪

窓の景色、SL銀河と鹿!

えっ、鹿!?釜石駅前には普通にいるの!?

たしかに道中こんな標識は見かけましたが、駅前に出没するんですね!

しばらくまったりしていたら、「あ、ヤギ!」って声が。鹿の次は山羊が出たのかと見てみたら、三鉄のイボンヌラッピングでした。

7階大浴場と同じフロアの休憩スペースでは鉱物が飾られていたり、自販機も北東北限定品がさりげなく混じっていたり。お気に入りのスペースです。欲を言うと限定品をもっと増やしてほしいです♪

テラスから見ると部屋とは違った角度で駅が見えます…風強っ!寒いから誰もおらんのかーい!

三鉄側のホームに電車が止まっています。

屋根越しに、三鉄側ホームにゴルゴ13が居るのが見えました!やはり、彼の後ろには誰もいませんね。昨年亡くなられた『ゴルゴ13』の作者さいとうたかを先生は奥さんが岩手の方で、花巻にも家があって住まわれていたり、岩手県と御縁が深い方です。作品はプロダクションとして制作されているので継続中ですよ!

釜石検修庫は明かりがついていますが扉が閉まっています。鹿入ってきちゃいますもんね…。SLは一晩中眠らずに火を焚き続けるんですよ。

カナちゃん寝ちゃったけど、もうちょっとだけ銀河見てよーっと…

zzz…

寝落ちて本日のレポ終了しました。明日はSL銀河に乗車します♪また明日よろしくお願いいたします!

つづく