2024年4月28日、JR東日本盛岡支社SL検修庫にて、「SL入換体験ツアー〜あなたもSL熱を体感してみませんか〜」が開催されました。一体どんな体験ができるのか?他の参加者さんにご迷惑にならぬよう、今回はナギノが体を張ってレポートします!
動画ダイジェスト
2024年3月27日、発売されたページを見てびっくり!なんと、SL入換体験ツアーのお値段58,239円!C58239にかけているのは明らかです。「SLを愛しこの仕事に誇りを持っています。」のメッセージも気になります。これ、絶対何かある!
盛岡車両センターSL検修庫
東京駅から2時間、新幹線の車窓から盛岡車両センターSL検修庫が見えます!それでは行ってきます♪
盛岡駅に降り立つと、風に乗って煙の匂い♪居てもたってもいられず、いそいそと検修庫に向かうと、見たことない人数の検修員さん…?なんと、別の体験イベントの修了式の最中でした。参加者さん、無事に新人研修体験を合格点で終え、笑顔と笑いが溢れています。
「SL入換体験ツアー」はじまりはじまり
さて、私が参加するイベントの番です。受付して、検修服にお着替え。検修服着れるの嬉しい!
ちゃんと入るサイズあったぁ♪ナッパ服馴染む!めっちゃ着心地良い〜♫
本日のイベントの説明。「ご奉仕します!わがまま言ってください♪」おぉぉぉ⁉︎
ナギノのしたいこと…メガネしたいです!「ん?これ?」
乗車走行体験
イベントは1時間半。参加者は4人。10人のスタッフさんにもてなしていただきます。安全ベルトも着付けていただきまして、もはや貴族の待遇。SLに火も入ってます。…生業がイベンターなので、色々心配になります。いいお値段の参加費ですが、あまりの厚遇に赤字なのでは?大丈夫かな?ま、お客様なので、そういうことは考えずに楽しみます!
「C58239検修技能講習体験」でみっちり整備していただいたC58239は絶好調!
メガネこと「保護グラス」をつけてご満悦♪乗り込みます!
おぉぉ、運転席暑い!石炭が燃えているのがわかる、熱を感じます。レバーいっぱい操作して運転してるのかっこいい!
助手席に着席。あ!右しか見えない…そっか!運転席と助手席で、左と右の前方確認を分担するんですね。
ビシッとキメてみましたが、座ってるだけの人なのでTHEお客様です。
スマホ片手に持ってる人、お客様ですからね!「業務体験」ではなく「貴族コース・コスプレ乗車体験」です。
おぉぉぉ…罐(かま)の中が燃えてます!パチリっ(撮るだけの人)
撮影に夢中になってると「汽笛どーぞ!」と促されました。汽笛を鳴らします♪
あ!外には見に来て下さっている方がいっぱい!こういう時はそう!あれをしなきゃ♪
お手振り♪まさかC58239の窓から、手を振る側になる日が来ようとは…!
駅境界までの乗車・走行体験。ここでも汽笛を鳴らします。
追いかけたり聞き入ったり涙してきたC58239の汽笛を、自分の手で、自分のタイミングで、鳴らす体験をしました。
2往復目は運転士さんの後ろ♪
どこを見て、何を操作しているか、どこがなにの表示か教えていただくのですが…いっぱいあって大変そうです!
検修庫に帰ってきました!「乗車走行体験」終了、次は「撮影」です。
撮影、なにか特別なのかな?
帽子からヘルメットにチェンジ。「赤いのがいいです♪」と言ったらワガママ通りました!おぉぉぉ…この体験会すごい!(赤いヘルメット:とっても偉い人!出世を買っちゃいました♪)
スタッフ1名ベタ付きで、特別な撮影ポイントへ。最初に撮影ポイントとして案内された場所は、ずっと「そっち側で撮りたい」と思っていた場所でした!
検修庫から出てきてのド正面!出庫を狙ったことがある人なら、ここで撮りたかったはず!
ニヤけてますね…無理もない。
ここ、いいなぁ…
次の撮影ポイントへ移動。柵の内側からのお見送り!
最後は検修庫の中で入庫お出迎え♪去年まで追いかけてきて撮れなかった場所からの撮影…どこもワガママの斜め上を行く「そこでいいんですか!?」でした。そして、他の人の写り込みを気にしないで撮影できる自由さに戸惑いました。
転車台操作体験(2周)×2
転車台を操作して、C58239を方向転換します…と、言うのは簡単ですが「え、私やるんですか!?」とびっくり。
まずは丁寧なレクチャー。操作自体は難しくない&フォロー操作もしていただけるということで、やってみます。出庫!
しかし、初めてではレールを合わせることは至難!惰性でストップするんですよ!?難しいです〜。C58239を見送って私は悟りました…
「操作お任せして、ここで撮影に集中してもいいでしょうか?」赤いヘルメットをかぶると、不思議と言いたいことが言えてしまいます。「いいですよ!」と快諾いただき、入庫はここから見学です。(赤いヘルメット←ワガママ増幅装置!)
転車台はSLが転車台に乗ってないとお仕事が始まらないので、こんなすごい場所での撮影もOK。今だけは、後ろの撮影者を気にしなくて良い立場です!
と、ここで正午を迎えました。C58239が盛岡の皆さんに正午を伝えるのですが、汽笛がなんだか短かったので「もっかい長いのお願いしまーす!」(赤いヘルメット:最強!)
転車台操作室の中は、C58239の大迫力の振動が伝わる特等席でした♪
特別記念撮影会
最後は運転席に座って記念写真!(JR盛岡支社のカメラマンによるポーズ指導付き)
沢山のレア体験が詰まった1時間半でした…夢みたい。こんな日が来るなんて思ってもみませんでした。
「58239」の特別な数字のイベントは、C58239関連の特別な体験&参加者一人一人に寄り添ったワガママを叶えてくれる、夢のイベントでした♪
私のワガママを笑顔で叶えてくださり、本当にありがとうございました!