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SL銀河、ファンイベント「蒸映会」釜石イベントレポ

SL銀河
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「蒸映」@KamaishiPIT

2023年7月9日(日)、岩手県釜石市にある釜石交流情報センター(釜石PIT)にて、大正映画制作所「蒸映・銀河の旅物語編」の上映会が行われました。その様子をレポートしたいと思います。

釜石交流情報センター Kamaishi PIT

蒸映会

時間が近づくにつれてどんどん人が増えて入口ギリギリまで椅子が追加され…なんと98人!遠くは愛知県から来た方も。約100人の「蒸映会」、スタートです♪

「蒸映」が始まって間もなく、肩を震わせている人、タオルを顔に押し当てている人がいて、各々静かに涙を流し、「SL銀河」との日々と向き合う時間になっていました。

6・11の追体験、思い出の日々を会場内で共有しました。

本日の会を主催した、映像活動家の大場正明さん。1時間半、座ること無く会場を見つめていました。東日本大震災の時、石巻市に住んでいたという大場さんにとって、SLの中でも「SL銀河」への思いは格別です。

会場内展示

会場内には「SL銀河」好きにはたまらない素敵な展示があって、上映前後の時間も楽しめます!こちらは大場さんを始め、来場した有志の持ち物です。

「SL銀河」のプラレールがリアルにカスタマイズされています。クリアバージョンも中から光って綺麗です!

大場さんの相方、土井さんによる「SL銀河」の写真展示。SLはもちろん黒いのですが、なんとも色鮮やかな瞬間を端正に切り取って、まるで宝石店のショーウィンドウみたいです。…と思ったら、大場さん写ってるじゃないですか。愛か(笑)

会場でライブペインティングを披露し、上映待ちのお客さんを楽しませていた釜石出身のすばるひよえさん。

すばるさんは、Twitterにて蒸気機関車の仕組みを、わかりやすく愛らしく漫画で描かれています。ご自身が復活したC58239の物語に魅了され、SLの魅力を伝えたくて描き始めたのだそう。SLたちを通して郷土への思いが伝わってきます。

出口さんの模型作品。

「SL銀河」が好きな人の会だけあって、みなさんそこに「SL銀河」が走ってたら、尋常じゃない構えで撮りますよね(笑)密でした。

本業と署名活動の合間での制作、お疲れ様でした。

実は出口さん制作の模型のすべて、中心に置いてある大場さんのプロフィールの装飾です。出口さんの大場さんへの愛ですね。

あぁっ!!まさかこの作品がここにあるとはっ!

「特別展示」でJR釜石駅にあった思い出の装飾(実物)が展示されています。 

…ん?けど、なんか…増えてる?(笑)

「思い出のオイル缶」も♪持ち主、会う度に大人になっていくなぁ…と思っております。

とても驚いたのですが…会場で展示されていた貴重な品々、それぞれ持ってきた方の宝物でしょう?

大事な物を見せて触らせる勇気…私は無いな…。

大場さん、『同じように「SL銀河」を愛した仲間に元気出して欲しいから』…って。私は、その心意気に泣きそうです。

休憩後の後半は、“いつものSL銀河の風景”に重点を置かれた内容で、 6・11の悲しみに覆い隠されていた「こんなに素敵な列車だったよね、みんなが大好きなSL銀河を通じて素敵な方々と会えて笑顔になれたね」という気持ちを思い出せたのではないでしょうか?

上映会が終わった後にご挨拶と楽しいサプライズで盛り上がり、「また煙線(沿線)でお会いできればと思います!」の言葉で閉会しました。

来場予約特典・本日の蒸映DVD(非売品)

リンク

本日の主催メンバーは、それぞれSLの存続のために活動しています。

大場さん(C58114)

出口さん(C58239)
<C58239の運行継続を希望する署名活動>
http://chng.it/QbGYfvjp84

2人とも 蒸気に対する愛が直球(笑)きっと次がありそうですよ。

暗がりの中でも鮮やかだったすばるひよえさんの作品はこちらからどうぞ

オイル缶の思い出

「特別展示」でJR釜石駅にあった思い出の装飾(実物)を作られた作者がツイッターを始めました!制作秘話、必見です♪
Twitter:@KAMAISHI_KAZARI

蒸映:上映された作品の予告をご覧いただけます