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宮沢賢治お気に入り、リュウゼツラン開花中の日比谷公園

宮沢賢治と東京

2024年7月14日、JR有楽町駅にやってきました。今から宮沢賢治さんがお気に入りだった「日比谷公園」に向かいたいと思います!

正面に皇居、右に帝国劇場と帝国ホテルが見えています。横断歩道を渡った先が「日比谷公園」です。

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日比谷公園

日比谷公園に着きました。日比谷公園は1903(M 36)年開園、日本初の近代的洋風公園です。宮沢賢治さんの足跡を追いかけてると、ほんとうに「日本初の◯◯」によく遭遇します。

1921(T10)年7月3日、心友 保坂嘉内への手紙に「日比谷あたりか、植物園ででも、または博物館ででもお待ち受けしませうか。」と書いて送っています。日比谷公園・小石川植物園・帝室博物館(国立博物館)は、いつまでも待てるお気に入りの場所だったようです。

その日比谷公園が、ここ数日ニュースになっています。さてさて現場はどこでしょう…?

紫の看板にハッ!日比谷公園は元仙台藩(伊達藩)上屋敷でした。伊達政宗は参勤交代で江戸に来て、ここで亡くなっています。岩手県南部は伊達藩領ですから、政宗に反応。看板のデザインにピンときた方は同志!政宗の陣羽織「紫羅背板地 五色 水玉模様(むらさきらせいたじ ごしき みずたまもよう)」ですね♪

目の前に現れたかつての公園事務所(今は結婚式場)。1910(M43)年、日本初のドイツ風バンガロー式建築で、震災も戦災も免れて、賢治さんも同じ建物を見ています。…と、目の前に人が集まっています。どうやら現場はそこのようです!

100年に一度⁉︎センチュリープラント「竜舌蘭(リュウゼツラン)」開花中

「リュウゼツラン」という、100年に一度花を咲かせるという意味から、センチュリープラントという別名を持つ花が、開花してニュースになっていたのです!

とても珍しいから、見に来てる人いっぱい♪

ペリカン噴水の四隅に植えられているのがリュウゼツラン。漢字で書くと「竜舌蘭」、トゲのついた葉っぱが龍の舌のようだからとのこと。小さな株が何十年もかけてどんどん大きな株に成長していきます。人間は、ほとんど葉っぱの姿しか見ません。

枯れる直前に、株の真ん中から突如、タケノコみたいなものが伸びてきて、約2ヶ月後に開花。咲ききったら枯れて倒れるそうな。

ちなみにリュウゼツランって、テキーラやアガベシロップの材料なんですって!

日比谷公園は、バラなど様々な洋花が花壇を彩っていて、小径が整備されている広々とした公園です。

宮沢賢治さんも横浜からわざわざバラを取り寄せたりして、知人の庭を洋花で花壇設計していました。日比谷公園、好きな雰囲気ですよね。

けど、今日の主役はやっぱりリュウゼツランですね。だいぶ離れても開花した姿が目立っています。10mくらい伸びてるんじゃない!?

さて、野外の音楽堂の賑やかな演奏を聴きながら、宮沢賢治さんが調べ物で通っていた図書館を目指します。

おや!?途中で気になるレストランを発見。

1903年からあるということは…と、考えごとをしていたら、ちょっとした出来事からお店の方とお話。

建て替え前の渋沢栄一揮毫の看板があるということで、撮影させていただきました♪どうもメニューにアイスクリームがあるそう。賢治さんの好物だわ、もしかして食べてる!?

今日の松本楼は、3世代で待っているグループが目につきます。私も誰かを連れてこようと思いました。お食事はまた次の機会に!

日比谷図書館

ついに目的の日比谷図書館に到着!しかしっ、どう見ても建物が新しい…。名前も「千代田区立日比谷図書文化館」。

国立国会図書館ホームページより https://ndl.go.jp/scenery/data/207/

館内2階に日比谷図書館についての展示コーナー(撮禁)がありました。宮沢賢治さんが来てた頃のヌーボー式の洋風のモダンな建物は空襲で焼失、建替えられたのが今の建物とのこと。

図書館の建物は変わってしまっていましたが、日比谷公園は宮沢賢治さんの「好き」が感じられました。

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