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鴨川市に行って、日蓮聖人の聖地に行ってみた(前編)

ナギノの女子旅

2026年6月21日、鴨川の日蓮伝説の地に行ってきました。2週に分けてレポートします!

錦糸町駅にやってきました。今から新宿わかしお1号に乗り込み、千葉県の鴨川市に向かいます!

宮沢賢治サイトが、なぜ日蓮聖人?

賢治さんが心酔して家族と対立したり、家出したり…結果的には童話制作の原動力になっていたのが「日蓮の教え」です。

約620年の時を経ても多くの信者を獲得し続けている人物であり、賢治さんを動かした人物ということになります。それだけで、すごい。どんな人物か気になり、推しの推しの推しかぁ…と、気づけばすでにナギノートでもゆかりの地を回っていました。

<ナギノートで回ったゆかりの地>
https://naginote.atelier-nagino.com/?s=%E6%97%A5%E8%93%AE&paged=1

日蓮聖人ゆかりの地の中でも「 三大聖地」と言われている場所があります。

  • 清澄寺(きよすみでら|千葉県鴨川市)
    日蓮聖人が修行し、1253年に初めて「南無妙法蓮華経」の題目を唱えて立教開宗を果たした「はじまりの聖地」。
  • 身延山 久遠寺(みのぶさん くおんじ|山梨県南巨摩郡身延町)
    1274年から晩年までの約9年間を過ごし、法華経の読誦と弟子の育成に努めた「聖地・総本山」。境内には日蓮聖人の御真骨が眠る御廟所があります。
  • 池上本門寺(いけがみほんもんじ|東京都大田区)
    1282年、湯治へ向かう途中で病状が悪化し、61歳で入滅(ご臨終)された「終焉の聖地」。

5月のお仕事の時に、鴨川のレモンをいただいて「そういえば日蓮聖人はじまりの聖地だけ言ってないんですよね」とお話ししたところ、いろいろ教えていただくうちに、鴨川に行ってみよう!と思ったのでした。鴨川のレモン、えぐみがなくて爽やかな酸味と苦味で皮まで美味しかったのです。

錦糸町から1時間57分、安房鴨川駅に着きました。

今日はあいにくのお天気ですが、駅前300mの場所に椰子の木並木と海水浴場が!海の景色広がります。

太海(ふとみ)駅方面へ車で移動

鴨川には大小七つの島(荒島 こうじま・弁天島 べんてんじま・鵜島 うじま・雀島 すずめじま・波涛根島 はとねじま・猪貝島 いがいじま・海獺島 あしかじま)があり、宮城県の松島を思わせる景観から「鴨川松島(かもがわまつしま)」の名がつきました。 外房随一の名勝と言われ、新日本百景にも選ばれています。

太海駅

太海駅に着きました。なんと、グッドデザイン賞を受賞している駅舎です。

向こう側の線路が剥がされて、ホームが使われなくなっていました。

仁右衛門島(にえもんじま)

JR外房線「太海駅」から徒歩約12分の渡船場。ここから二丁櫓の手こぎ船で渡る島が「仁右衛門島」です。なんと、鎌倉時代の初代平野仁右衛門以来平野家が一戸だけ住んでいる有人島です。日蓮宗の開祖・日蓮聖人が立正安国論の執筆前にこの島を訪れて、朝日を拝んだという「神楽岩」や石橋山の戦いに敗れて逃れてきた源頼朝を、島主の先祖がかくまったとされる洞窟が当時のまま残されています。旗を降って船を呼ぶシステムですが、今日は天気が悪くてお休みのようです。

このあたりは昔の漁師町の雰囲気が残っていたり、少し変わった建物が多くて見ていて楽しいです。赤い欄干の宿や、

窓から釣りができそうな建物とか。

島の近くにかつて観光名所だったフラワーパークがあったのですが、建物は取り壊し予定の廃墟に。

釣り堀だけ「太海フラワー磯釣りセンター」として営業を続けているそう。

施設内のトンネル抜けると…現れたのは、海を背に赤い桟橋!竿を手にした人々で賑わっています。

清澄山の「清澄寺」(きよすみやまの「せいちょうじ」)

本日の目的地「清澄寺」に到着しました!日蓮聖人が12歳の時に僧侶になるために修行に入ったお寺であり、開宗を果たした「はじまりの聖地」です。

境内には樹齢千年を超える大杉があり、荘厳な雰囲気です。オオミズアオやモリアオガエルといった珍しい生き物も生息中。

奥に進むと、旭が森という場所にものすごい葛折りのスロープ。登ったところに、日蓮聖人の像が建っています。

ここが日蓮聖人が海に向かって日蓮宗開宗の第一声を上げた場所です。…そう、修行した清澄寺は、日蓮聖人修行時代は天台宗。それから各宗派の奥義を学ぶ修行に出て、元のお寺に戻ってきて自分の宗派を開くのです。本当は晴れていれば見晴らしが良くて美しい場所なのだそうですが、今日は真っ白ですね…。

SpecialThanks!:Photo by  I氏

お写真を提供いただきました。晴れた日はこんな感じです。木々の奥に海が見えています。

日蓮聖人と賢治さんのそういえば…

日蓮聖人は、各宗派の総本山で研鑽し、結果的にどこかに所属するのではなく自分の宗派を開くのですが、この話から思い出す賢治さんのエピソードがあります。父親と宗教観で対立して東京に家出をしていた時、父親が家出先を訪ねてきて一緒に旅をしたエピソードです。伊勢〜比叡山〜京都〜奈良…と、宗教の総本山を訪ね、父親としてはそれぞれの素晴らしさに触れて、日蓮宗のみに固執しない柔軟性を求めたかったと思うのですが…日蓮聖人の足取りを思うと難しかったことが想像できます。

清澄寺は、日蓮聖人が出家した場所であり、修行して戻って開宗宣言して「日蓮」を名乗り始めた聖地。千年杉の大木をはじめとした自然が美しい場所なので観光客がいそうなものですが…いません。なぜなら2年前にバスが廃止され、ここへはマイカーか安房天津駅からタクシーで15分しか交通手段が無いからなのです。ずっと登り坂で歩くのも大変そうなので…公共交通機関、整備されて欲しいです。

次週、後編へ続きます。