SL乗車レポート 2023まとめはこちら

盛岡交通公園に静態保存されていた時のSL銀河

資料

小松隊長の秘蔵写真に、2012年10月6日にたまたま通りすがって撮影したという「動き出す前のSL銀河」の写真が!

白いラインが入っていて、今の2023年ラストシーズンのC58239そのものでびっくりです!動き出す前も今と遜色ない綺麗な状態です。

C58239蒸気機関車

C58形式蒸気機関車は、1938年(昭13)から1947年(昭22)までの10年間に427両製造された客貨両車の機関車で、全国各地のローカル線の花形として活躍しました。

C58239機関車は、1940年(昭15)6月に川崎車両株式会社で製造されたもので、1943年(昭18)5月宮古機関区に配属され、1970年(昭45)3月盛岡機関区に配属替えとなるまで山田線で活躍しました。

製造されてから用途廃止される1972(昭47)5月までに走り続けた距離は、1779.570キロメートル(地球を約44周)に及んでおります。

1970年(昭45)2月28日宮古駅発11時47分、盛岡駅着15待30分の「山田線、さようなら」貨物列車の前頭機関車として運転されました。

1973年(昭48)5月1日、現在地に静態保存されました。

この機関車の重量、長さ、高さ等は次のとおりです。

重量機関車(運転整備時) 58.7トン
炭水車(運転整備時) 41.5トン
計 100.2トン
長さ18.275メートル
高さ3.9メートル
2.936メートル
最高速度85毎時キロメートル
最大指示馬力1006馬力
水槽容量17立方メートル
燃料積戴量(石炭)6トン
蒸気圧力16キロ
動輪直径1.52メートル

そして、この偶然の1週間後に岩手のSL復活の新聞報道が出ました。

「岩手日報」2012年10月13日

当時の小松隊長、さぞ驚いたでしょう。岩手の誰もがビックリの大事件だったと思います。紙面の「40年ぶり定期運行」の文字に込められた期待が伝わってきます。しかし今年6月で定期運行が終了します。どうぞ動いているうちに見ていただきたいです。静止画も動画も素敵ですが、本物の迫力と匂いと音のビリビリは別格です。体感しないと!

スポンサーリンク

リンク