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東京と賢治

宮沢賢治と東京

東北本線は上野着。賢治さんの足跡に移動手段としての東京駅は無いのですが、場所としては日本橋と皇居と銀座に囲まれて、歩いていそうなエリアです。

今回は、賢治さんというよりもナギノの好きな場所、平成の賢治観光です。

平成後期、アクセス至便、観光名所多数の東京駅周辺。色々歩いて紹介していますが、究極「現代”東京観光”東京駅でいいんじゃない?」と思っていたりします。

東京駅丸の内駅舎の北ドーム・南ドーム。大正3年(1914年)12月に開業した当時の装飾が再現されています。

この装飾と丸の内駅舎の外観見ただけでも眼福。

東京駅丸の内駅舎外観。KITTEという旧東京郵便局跡地のJPタワー内商業施設、郵便局長室から撮影するとこのアングルになります。KITTEへの最寄りは丸の内南改札。

改札を出た後に人の流れに乗って出口に突進すると、冒頭の美しいドームを見逃すことになります。見上げなければ気づかないのですが、通勤時などは混雑するので立ち止まれないでしょうねぇ……。

ここから出ますと、

すぐ左にKITTEが見えます。ちなみに、地下でも繋がっています。東京駅とJPタワーの間は「団体集合場所」という名称の広い空間があり、修学旅行生が体育座りをしているのをたびたび見かけます。

手前白い建物部分がKITTE。後ろに見えるのがJPタワー。2009年に取り壊された東京中央郵便局を踏襲したデザインの結果でしょうか。地上からの景色に違和感がありません。「トキを焼き鳥にして食べるようなもの」と、揉めましたね……旧東京郵便局も上京した時に使いやすい場所だったのでよく来ていたのですが、もっと灰色で汚れた外観の印象でした。2009年は歴史的建造物が破壊されて凹みましたが、その後、KITTEが案外素敵に出来上がったので、過去はまぁいっか…になっている気がします。

KITTE、中はこんなにも三角の空間を見たことがないなぁ…と思うほど三角です。商業施設とはいえ、こだわったクラフトマン気質の店舗が多いので、物語がある品物と出会えます。

更に歴史的建造物愛好家を懐柔させてしまったのは、こちらの入館無料施設ではないでしょうか。

インターメディアテク。

ほとんどのエリアで撮影禁止ですが、展示品も雰囲気のある内装・什器も、とにかくすべてが素晴らしいです。

撮影スポットはここのみです。
いや、そういう意味じゃないよ。

KITTE以外にも商業施設は東京駅と地下、駅連結施設に多数あり、十分な見応えがあります。上京してきた時に、ついでに東京駅を見る心積もりでしたら、1時間では全然足りないと思ってください。

また、グランスタ丸の内(丸の内側の改札外駅連結施設内)にはトラベラーズファクトリー・ステーションもあります。

そのあたりは、白地図内の同じ場所に書ききれないので、今回は「ぐるっと回っていきついた場所が同じMAP内だった」ので、こちらをご紹介いたします。

秘密の地下図書館 BAR十誡(じっかい)

好事家の書斎をコンセプトにしたブックライブラリースタイルのカフェバー。ライブラリースタイルということで、文豪をテーマにしたメニューがあるのです。

期待以上の空間です。

私のオーダーはもちろん宮沢賢治です。

定番文豪モクテル◇宮沢賢治『星めぐり~銀河鉄道の夜~』

こちらでは、数々の作家や作品が月替わりメニューのテーマになる中で、宮沢賢治定番メニューです。

宮沢賢治が定番の地位にあるならば、来ない理由がありません。

『星めぐり~銀河鉄道の夜~』は、ブラックライトで発光。キラキラキラ~

宮沢賢治が定番に君臨していることが表すように、書籍も宮沢賢治関連が多く、目立つラインナップが我が家と共通しております。

好事家の書斎をコンセプト……私、好事家……?

景色が見慣れた背表紙のせいか、くつろげる雰囲気の中、こだわりのドリンクとケーキをいただき、楽しい時間を過ごしました。

『チルチルミチル スノードームケーキ』

再び東京駅に戻ると、ライトアップされた夜景が出迎えてくれました。

東京ミチテラス2018。

暮れのせわしい感じも、寒さも、ライトアップされた景色のエッセンスです。
12月の夜はワクワクします。

今回のよりみちはこれにておしまいです。
良いお年をお迎えください♪

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後日談

翌年、OZmagazineさんに画像を見つけていただき、2019年11月号に掲載されました。

LOVE TOKYO♡

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