使用例:「けるける。けっから。」
正解はこちら
あげる
キック(蹴る)ではありません。
【なげる】(廃棄する)同様、イ―ハートーブ語圏外に出て混乱を引き起こす単語です。
「【け】」一字は「食べろ」「食べなさい」「召し上がれ」という有名方言ですが、
「【ける】」になると「あげる(差し上げる、贈呈する)」の意味になります。
他の用例
- 「けるんだ」……あげなさいよ。
- 「けですけらい」……あげてしまいなさい。
- 「けでらっけ」……あげていたよ。
- 「けだんだっけ」……あげたんだよ。
- 「けるのっしゃ」……あげるんだよ。
- 「従弟にバンプのCD貸してって言われたの。」「なすて。けるんだ はー(なんで貸すの?あげてしまいなさい?)」「けど、借りるだけでいいって。」「そったなの、けですけらい(そんなものあげればいいじゃないの)」(そんなものと言われて、プンプンです。)
- 「向かいの息子さん、高い車に乗ってたよ。」「そいづ、あんちゃんけだんだべ。(それはお兄さんがあげたんでしょう。)」
- 「こいづ良く出来てんな。買うど?なんぼ?(これ良く出来てるね。買うよ。おいくら?)」「けるのっしゃー(いやいやあげるんだよ。どうぞ。)」「なんた、わりな。(それはそれはどうもありがとう。)」
初回【ける】を出してみましたが、関連でガンガン紐ついております。
書いててやはり特徴的なのは「言葉が短い」。
どんだけ短縮してるんだ;
そして、含む内容が多すぎる。
いちいちの説明の無さが江戸っ子以上なので、
これは同一の価値観のコミュニティが崩壊したらコミュニケーション不能確定です;