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戦前絵葉書アトリエナギノ所蔵No.005 岩手(陸中水沢)『臨時緯度観測所』

戦前絵葉書

戦前(明治・大正・昭和初期)の絵はがきからは当時の風景・風俗を知ることができます。

<絵葉書の場所の今>

カナさんに絵葉書と同じアングルで撮影した写真をお借りしましたので、現在の様子としてご紹介します。
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解説

1899年(明治32年)、国際緯度観測事業により世界の6箇所に設定された国際緯度観測所(こくさいいどかんそくじょ)の一つ。現在もそのままの姿で保存され「木村榮記念館(きむらひさしきねんかん)」となっています。

2023年3月1日

16:30、木村栄(きむらひさし)記念館に到着しました。

1899年、欧米と共同で同緯度に世界で6観測所を設置して共同緯度観測が行われました。東洋では唯一日本・水沢に設置されました。

※6観測所はカルロフォルテ・チャルジュイ・水沢・ユカイア・シンシナチ・ゲイザーズバーグ

旧臨時緯度観測所、宮沢賢治が訪問した時代の建物が残っています。

館内展示より第二次世界大戦中も観測を続けた水沢の観測所。地球の姿を解き明かすために必要なデータの採取です。世界中で同じ目的で緯度を観測しているということが、平和を祈る気持ちに繋がるんじゃないかと思う展示でした。

窓越しに今の観測所と巨大なパラボラが見えましたが、開館時間は17時まで。今回はここまでです。

戦前絵葉書画像の提供について

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